学びの源は個々に沸き起こる知的探究心です。吉祥では、10代前半から後半の知識欲と柔軟な発想力を大切に育て伸ばしていくために、独自の教材や指導法(発表、レポート、グループ学習)を随時バージョンアップさせるなど、工夫と努力を重ねています。生徒は中高6年間で知識、教養とともに思考力、判断力、表現力、さらに主体的に学ぶ力をしっかり身につけ、大きく成長していきます。
中学カリキュラム
中学では、どの教科も、一般的な中学校カリキュラムより早い進度で授業は組み立てられています。しかし、これは大学受験に備えて急がしているのではなく、もっと深く学びたいとの願いに応えているためです。「先取り」ではなく、「学びの深化」を目指しています。
国語は古典を積極的に取り入れ、図書館を活用したグループ学習も導入しています。社会は生徒による時事問題解説やディベートなども行います。数学は問題の解法習得のみならず、自然現象とのつながりやその背景となる歴史にも触れます。理科は多彩な実験とレポート作成により論理的思考や表現力を育てます。英語・英会話は、3年次の「カナダ語学体験ツアー」をシミュレーションしたプログラムを用意するなど、生徒の「A Sense of Wonder(=不思議に思う気持ち)」を刺激し満足させる授業がいっぱいです。
国語、社会、数学、理科は原則として教科を2科目に分割し、試験や課題などもよりきめ細かく取り組めるシステムになっています。英語は英語と英会話とに分け、英会話はクラスを2分割した少人数授業を日本人とネイティブスピーカーが担当します。これら5教科では豊富な授業時間を生かして、内容の濃い高度な教材にじっくり取り組むことが可能になり、全体のレベルアップを目指し、3年次には高校の内容に進んでいきます。一方、補習(数学と英語で放課後週1回実施)などで基礎学力の定着を図ります。また実技教科である保健体育、音楽、美術、技術家庭でも、体力・感性・創造性を養う質の高い授業を展開しています。中学教育課程表
高校カリキュラム
1年次は芸術教科を除いて全員同じ科目を共通して学習し、高校基礎学力の充実を図ります。2年次からは進路目標に応じて、文系、理系、芸術系に分かれます。文系・理系とも2年次より複数科目で習熟度授業を取り入れます。3年次からは、文系はさらに国公立文系と私立文系に分かれます。高校教育課程表