今年度から制服に変更がありました

今日から6月。衣替えの時期です。このところ夏を思わせるような暑い日が続き、校内でも半袖ブラウスの人が増えてきたように思います。

吉祥では、昨年度までは高校生は紺色のネクタイ、中学生はえんじ色のリボンと決まっていましたが、今年度から高校生は紺色のリボン、中学生はえんじ色のネクタイを選べるようになりました。この変更は多様性を重視する吉祥の考え方に基づくものです。ネクタイとリボン、自分のつけたい方を選択できるようになり、自己表現の幅が少し広がったように感じています。

現在の制服は、2003年の本館校舎竣工に合わせて導入が決まりました。その当時から多様性の重視という観点からオプションでズボンが選択できるスタイルでした。今でこそ制服にズボンを採用する学校は増えてきましたが、当時としては画期的であったと聞いています。今後も時代に対応した多様性を認めるような制服に変わっていくといいなと思います。

今、高校生の間で紺色リボンが「かわいい」と評判で、一時品切れになるほど人気です。私のクラスでも紺色リボンをつける人が多く見られます。ネクタイをリボンに付け替えるだけで気分が変わるのですから不思議なものですね。日常のささやかな変化を楽しみながら、学校生活を謳歌したいと思います。

高2(S.H.&Y.H.)

広島・岡山に行きました!

私たち高校1年生は、5月9日から11日までの3日間、国内研修旅行で広島・岡山に行ってきました。本来は中3で実施する予定でしたが、コロナ禍による度重なる延期を経て今回ようやく実現しました。

初日は新幹線で広島駅まで行き、フェリーで厳島神社へ。2日目は原爆ドーム、平和記念公園を訪れ、被爆者の方のお話を聞かせていただきました。夜は感染症対策を行いながら研修旅行委員が企画してくれた先生当てゲームなどで楽しみました。最終日には倉敷美観地区に行き、大原美術館で芸術鑑賞をしました。お土産は散々悩みましたが、きび団子とマスカットグミを買いました。

今回の研修旅行で一番印象に残ったのは被爆者の方のお話です。「伝えなければならない」という信念を持ってお話しくださっていました。原爆は一瞬で大量の命を奪い、生き残った人の心と体も深く傷つけるものだと再認識しました。私たちも被爆者の方の思いを受け継ぎ、戦争のおろかさ、原爆の恐ろしさを伝えていく必要があると思いました。

高1(M.M.&A.Y.)

新入生歓迎行事が真っ盛りです!

4月下旬から5月上旬にかけて、どの部でも新入部員獲得のために様々な催しを実施しています。私が所属しているダンス部では、4月28日にグリーンコートで、5月13日に吉祥ホールで高1が発表を行うことになっています。高校2年生にとっては最後の新歓発表になります。昨年11月から5ヶ月間、様々な困難に見舞われながらも練習に励んできました。新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きく、一昨年は新歓発表を実施することができず、昨年は観客なしでの開催になりました。今年度ようやく中1、中2の前で発表することができます。新入部員がたくさん入ってくれることを期待しています。

ダンス部は集団パフォーマンスですから、練習が厳しくて辞めたいと思ったことも度々ありましたが、高2になった今、続けていて良かったと強く思います。ダンス部で活動する日々は私にとって宝物であり、自分自身を磨く場であったと確信しています。3年前の新歓発表のときには、たくさんの吉祥生がグリーンコートのまわりに集まって歓声をあげてくれました。あの日の感激は一生忘れることができません。ダンス部員としての活動は、私の吉祥生活を鮮やかに彩ってくれています。

高2(A.I.&A.H.)

新入生の学校案内がありました

桜の花が散り新緑に覆われる4月半ば、皆様も新しい環境に慣れてきた頃ではないでしょうか。本年度も吉祥生の日常を綴っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、入学式の翌日、中学3年生が新入生に学校案内をしている姿を見かけました。今の中3は本来、2年前に私たちが案内するはずだった学年です。私が吉祥に入学した時のことを思い起こしてみると、当時の私は不安と緊張でいっぱいでした。ひと通り校内案内が終わった後、先輩方は私たちにかわいいメモ用紙に書いた手紙をくださいました。そこには応援メッセージが書かれていて、それを見て自分も吉祥の一員になったことを自覚して責任感が芽生えると同時に大変嬉しかったのをよく覚えています。

私も先輩方を見習って、吉祥の雰囲気を案内している中で伝えて新入生たちを安心させてあげたいと思っていたのですが、新型コロナ感染症の影響により、私たちの学年が案内することは叶いませんでした。しかし、今年の中3は校内案内の説明を受けた経験はないのに、先輩として凛とした態度で新入生たちに語りかけていて、その姿は大変頼もしいものでした。コロナ禍にあって活動が制限されていたとしても、こうして吉祥の雰囲気や伝統は脈々と受け継がれていくのだと思いました。

(高2 S.M.&Y.Y.)

キングオブスポーツ! 水球を知っていますか?

吉祥にはなかなかお目にかかれない、レアな部活、水球があります! 水球が部活として存在している都内の中学校は7校ですから、珍しい部活と言えるのではないでしょうか。

水球はプレーヤー6人、キーパー1人の、1チーム合計7人で戦うスポーツです。そして、その激しさから、”水中の格闘技”との異名がつけられています。また、水球は泳ぐ、投げるなどのたくさんの動作が組み込まれているため、”キングオブスポーツ”とも呼ばれ、海外、特にヨーロッパの一部の国で国技となっているなど、とても人気の高いスポーツです。

吉祥の水球部は、中高合同でオンシーズン(プールが使える夏の時期)には屋上のプールで活動をしています。水球をやっているというだけで話のタネにもなりますし、競技人口が少ないので、全国大会への出場も、バスケや卓球などの一般的なスポーツに比べると、手が届きうる所にあります! 練習は辛いこともありますが、同時に水球は成長が見えやすいスポーツだと私は考えています。努力を継続していけば、昨日までできなかったことができるようになったり、今まで辛かったことが楽にできるようになったりします。また、試合に勝った時の爽快感は何事にも代えがたく、共に練習を乗り越えてきた仲間とは強く固い絆が生まれます!

(中3 A.I.)

進級に向けて準備をしています

校門の梅も咲き、そろそろ卒業シーズンですね。吉祥では、今年度最後の定期考査が終わり、進級・卒業に向けて動き出しています。

先日、生徒会役員選挙や来年度使用する教科書の配布などがあり、1年が過ぎたことを実感させられました。私が受講している課外授業では、高3の先輩(音大に進む方です)が大学でのクラス分けテストについて話していらっしゃって、もう卒業なさるのか、と少し寂しい気持ちになりました。

私達は4月に高2になります。高2はクラブ活動では最高学年です。私が吉祥に入った頃の先輩方は非常に大人びていたので、彼女達のようになれているか不安な気持ちもありますが、前を向いて進んでいきたいと思います。

そういえば、一つ楽しみなことがあります。研修旅行です! カナダ語学体験ツアーは、昨年と今年予定されていたものの感染症の影響で中止になり、行くことは叶いませんでした。しかし、来年度は京都・奈良だけではなく、長崎にも研修に行くことができそうなのです! まだ本格的に決まった訳ではないですが、もし行くことができれば2年分の学びを得て帰りたいと思います。

(高1 R.K.&Y.Y.)

今年度もあと1ヵ月!

1月下旬から約3週間続いた休校期間・遠隔授業期間が終わり、対面での授業が再開しました。校内にまたいつもの賑わいが戻ってきました。遠隔授業は、朝ゆっくりできて自分のペースで学習ができるというメリットはありますが、やはり友だちに会っておしゃべりできないのは寂しいですね。クラスメイトと一緒に教室で授業を受ける、そんな当たり前のことにも喜びを感じてしまいます。しかし、まだ感染拡大の状況は続いているので、昼休みの黙食や教室の換気などを徹底し、気を緩めることなく感染症対策を心がけたいと思います。

さて、2月も半ばを過ぎ、今年度も残すところ1ヵ月となりました。高1の生活を振り返ってみると、感染症拡大の影響で行事の変更や中止などもありましたが、授業やクラブ活動は何とか順調に進んでいるのではないかと思います。私の所属する英語クラブでは新入生歓迎会公演に向けて準備を進めています。写真は淑美ホールで後輩にダンスの指導をしている様子です。クラブではリーダーシップが求められる場面が増えました。同輩はもちろん、先輩、後輩ともコミュニケーションを大事にして協力し合いながら、精一杯頑張りたいと思います。

(高1 S.I.&H.S.)

遠隔授業、充実しています

遠隔授業が始まって1週間ほど経ちました。昨年1月以来、久しぶりの遠隔授業ということもあり、生活のペースをつかむのに時間がかかって今頃になってようやく慣れてきたところです。

遠隔授業は、時間割通りに先生たちの授業動画を見ながらノートにまとめたり、出された課題を提出したりします。課題を仕上げるのに時間がかかってしまい、時間割通りに授業が受けられなかったりすることもあります。コンピュータ画面を長時間見るせいで、目が疲れたりして大変なこともありますが、わからない所や聞き取れなかった所を何回も再生できるので、実際の授業と変わらず理解しながら学習を進めることができています。

授業の間の休み時間が15分あって対面授業のときより長いので、その時間にストレッチをすることにハマっています! スッキリして次の授業も気持ちよく始めることができます。皆さんにもオススメしたいと思います。

ただ、毎日自宅で1人で授業を受けていると、どうしても寂しくなります。早く対面授業が再開して、クラスのみんなと一緒に授業を受けたいです。

(高2 K.T.)

中学受験の思い出

今年も中学受験のシーズンが始まりました。

私が受験したのは今から5年前になります。2月1日に第一志望と抑えと思っていた学校の両方に落ちて、2月2日に吉祥の入試を受けました。過去問で一度も合格点を出していないという状態での受験でした。その時のことは今でもよく覚えています。絶対に無理と思っていた私は試験が始まるまで不安と緊張で涙ぐんでいました。でも、いざ試験が始まると、「あれ、解けるぞ…」という感触を得ました。当時は算数が苦手だったのですが、問題を全部解くことができたのです。「これはいけるかもしれない!」と思った私は、試験終了の合図までとにかく問題を解き続けました。社会と理科で分からない問題があっても、「算数があんなに解けたんだから大丈夫!」と思い、あまり気にすることなく試験を続けられました。そして今、毎日楽しく学校生活を送っています。

今年受験される皆さんは、コロナ禍での受験でたくさんのご苦労があると思います。ただ、入試は本当に何があるかわかりません。私が体験したようなミラクルもあるんですよ。最後まで自分を信じて頑張ってください。一人でも多くの受験生が、本番で自分の実力を発揮できることを祈っています。

(高2 O.H&T.A)

読書週間がありました

1月19日~1月22日は読書週間でした。新型コロナ感染拡大のため行動制限レベルの変更があり、予定より短い実施となりました。

本校では、読書を通して自分と向き合い「気づき」を得ることを目的として、年に2回読書週間があります。期間中は各自読みたい本を持参し、毎朝10分間読書に勤しみます。

私(R.I.)が読んだ夏目漱石の『夢十夜』は、10の不思議な夢を綴った短編小説です。夢では現実ではありえない突拍子もない展開や空想上の存在がつきものですが、そのような主人公の夢を追体験する感覚で読むことができておもしろかったです。

私(A.K.)が今回読んだ作品は、日本文学の最高傑作とも言われる『源氏物語』です。ちょうど古典の授業で扱っていることもあり手に取ってみたのですが、貴族の恋愛模様や出世話が描かれた非常に興味深い作品でした。

3学期が始まって、高3に向けて勉強への比重が高まり読書時間があまり取れない中、文学に触れる良い機会となりました。図書館に行く余裕はなかなかないのですが、電子図書館などを有効活用して少しでも読書を通して自分と向き合う機会をつくっていきたいと思います。

(高2 R.I.&A.K.)