中学受験の思い出

今年も中学受験のシーズンが始まりました。

私が受験したのは今から5年前になります。2月1日に第一志望と抑えと思っていた学校の両方に落ちて、2月2日に吉祥の入試を受けました。過去問で一度も合格点を出していないという状態での受験でした。その時のことは今でもよく覚えています。絶対に無理と思っていた私は試験が始まるまで不安と緊張で涙ぐんでいました。でも、いざ試験が始まると、「あれ、解けるぞ…」という感触を得ました。当時は算数が苦手だったのですが、問題を全部解くことができたのです。「これはいけるかもしれない!」と思った私は、試験終了の合図までとにかく問題を解き続けました。社会と理科で分からない問題があっても、「算数があんなに解けたんだから大丈夫!」と思い、あまり気にすることなく試験を続けられました。そして今、毎日楽しく学校生活を送っています。

今年受験される皆さんは、コロナ禍での受験でたくさんのご苦労があると思います。ただ、入試は本当に何があるかわかりません。私が体験したようなミラクルもあるんですよ。最後まで自分を信じて頑張ってください。一人でも多くの受験生が、本番で自分の実力を発揮できることを祈っています。

(高2 O.H&T.A)

読書週間がありました

1月19日~1月22日は読書週間でした。新型コロナ感染拡大のため行動制限レベルの変更があり、予定より短い実施となりました。

本校では、読書を通して自分と向き合い「気づき」を得ることを目的として、年に2回読書週間があります。期間中は各自読みたい本を持参し、毎朝10分間読書に勤しみます。

私(R.I.)が読んだ夏目漱石の『夢十夜』は、10の不思議な夢を綴った短編小説です。夢では現実ではありえない突拍子もない展開や空想上の存在がつきものですが、そのような主人公の夢を追体験する感覚で読むことができておもしろかったです。

私(A.K.)が今回読んだ作品は、日本文学の最高傑作とも言われる『源氏物語』です。ちょうど古典の授業で扱っていることもあり手に取ってみたのですが、貴族の恋愛模様や出世話が描かれた非常に興味深い作品でした。

3学期が始まって、高3に向けて勉強への比重が高まり読書時間があまり取れない中、文学に触れる良い機会となりました。図書館に行く余裕はなかなかないのですが、電子図書館などを有効活用して少しでも読書を通して自分と向き合う機会をつくっていきたいと思います。

(高2 R.I.&A.K.)

雪が降った日

新年明けましておめでとうございます。

2022年初の吉祥生ブログになります。今年もIT部員が交代で、吉祥生の日常を綴っていきます。ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

さて、今月6日、東京では初雪が降りました。写真は雪が降った翌朝のグリーンコートです。ここまで積もったのは久々な気がします。私が雪といって思い出すのは、4年前の中1のときのことです。英会話の授業中に雪が降り始め、窓から見える景色がどんどん白く変わっていったのを覚えています。休み時間にはグリーンコートに駆け出してみんなで雪合戦。制服が雪だらけになっても気にせず大はしゃぎでした。今の私にはあの頃のような元気はなく、帰りの交通機関のことを考えて憂鬱になるだけですが、あの時は本当に楽しかったのを覚えています。

今回もあの日と同じようにたくさんの吉祥生たちが、久々の雪を楽しんでいました。吉祥生のあの元気な様子は、きっと4年後も10年後も変わらないのだと思います。

(高2 K.M & K.K)