羽ばたけ撫子たち~卒業生の活躍~ - Messages from Kichijo OGs -

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インタビュー

吉祥は、仲間と共に成長する場でした。生徒が求めたら、先生方が応えてくれる環境が吉祥にはあります。

在ガボン日本国大使館勤務 外交官木村理香さん

現在の様子を教えてください。
木村理香さん(以下、木村理香 2024年の6月より外交官としてガボンに駐在し、在ガボン日本国大使館に勤務しています。日本とガボンの関係強化を目指し、政務・経済協力を中心に様々な業務を担当しています。ガボン及び他国の政府関係者とのアポイントでは、多くの場合、ガボンの公用語であるフランス語を使用して情報収集や意見交換を行っています。生活環境は日本と全く異なるので慣れるのは大変ですが、毎日試行錯誤しながら業務も私生活も楽しんでいます。
吉祥での生活を振り返って思うことを教えてください。
木村理香 吉祥は、仲間と共に成長する場でした。中学3年生と高校2年生の時には、体育委員長として行事の企画、運営を行い、特に高校2年生の運動会後には、先生方や委員と共に一つのことを作り上げたという大きな達成感を味わいました。またバスケットボール部では副キャプテンとして、仲間と共に一つの目標に向かって努力する充実した日々を過ごしました。これらの経験で得たものは現在の私の基盤になっており、今、異なる文化や背景を持つ人々との関係を築く際に役立っています。数学検定の勉強をしていたとき、授業とは関係のないことにもかかわらず、先生が親身になって対策を考えてくださり、大変手厚くサポートをしていただきました。
これからの目標について教えてください。
木村理香 外交官としてスタートしたばかりですが、ガボンのような小規模公館では若手でも各分野の担当官として重責を担いながら、「日本代表」として任務を果たすことが求められます。国際関係というとスケールの大きな話に聞こえますが、国と国との関係の土台となるのは人間関係であると感じています。語学力の研鑽はもちろんですが、ここで出会う人々とのつながりを重視し、良好な関係を築けるような人間力を身につけたいと思います。そして、何事にも好奇心とチャレンジ精神をもって、日本、そして世界に貢献していきたいです。
吉祥生へのメッセージをお願いします。
木村理香 生徒が求めたら、先生方が応えてくれる環境が吉祥にはあります。吉祥生には、そういう場所に自分は身を置いているという意識をもって、自分が興味を持ったことにどんどん挑戦してほしいです。英語が苦手な私が外交官になったように、本気で行動すれば可能性は自然と広がると思います。

Profile

木村理香さん

在ガボン日本国大使館勤務 外交官

経歴

2010年4月
吉祥女子中学校入学
2016年3月
吉祥女子高等学校卒業
2017年4月
京都大学総合人間学部入学
2021年3月
京都大学総合人間学部認知情報学系卒業
2021年4月
外務省入省
2022年6月〜2024年6月
フランスにて在外研修
2024年6月
在ガボン日本国大使館に着任 現在に至る