大規模災害が起きたときに、生徒の安全を確保するために「地震・防災対応マニュアル」に基づいて全教職員が対応するようにしています。また、地震・火災・その他風水害を想定した全校避難訓練を、ホームルーム時、授業時、休み時間と発生状況のパターンを変えて年に3回実施しています。教職員の防災研修も毎年実施しています。
保護者・生徒への連絡システムとしては、インターネットからアクセスできる緊急連絡サイトとメール配信システムの2通りの通信手段を確保しています。
災害時の食料は本校生徒の全員が学校に最低3日間避難生活を続けることができるように備蓄しています。

避難訓練のようす
避難訓練のようす
避難集合のようす
避難集合のようす
備蓄品倉庫
備蓄品倉庫

地震・防災対応マニュアル

この地震・防災対応マニュアルは、教職員全員が持っている教職員ハンドブックに記載されているもので、生徒が学校にいるときに突発大地震が起きた場合など、教職員が行うべき対応について詳細に記載されています。地震災害発生→避難場所への避難・点呼→校内の被害が大きいと考えられるときには自衛消防本部・災害対策室の立ち上げ→緊急連絡サイト・メール配信システムによる保護者への現状報告→校内での避難及び生徒の保護者への引き渡しという順になっています。

避難訓練

4月に授業時間を使っての避難訓練を皮切りに、9月1日の防災の日にはホームルーム時、11月には休み時間に大地震・火災を想定した避難訓練を行っています。これらの訓練の日には、下校途中での防災訓練も兼ねて、放課後に生徒・保護者の携帯電話にメール配信を行い、通信可能であるかの確認とどのような状況であるかを返信する訓練も行っています。また、避難訓練の一週間前から防災教育の一環として防災週間を設け、ホームルームの時間などを利用して、災害時が起きたらどう動けばいいのかを一人ひとりに考えさせるようにしています。

保護者・生徒への連絡システム

    • 吉祥女子中学・高等学校緊急連絡サイト

インターネットを通じて、学校から保護者・生徒へ緊急連絡をするサイトです。災害時ばかりでなく、緊急時の学校行事や時間割の変更などにも利用されています。

    • メール配信システム

携帯電話やパソコンのメール機能を利用し、双方向の連絡がとれるようにしたシステムです。災害時の登下校途中の状況連絡などの緊急連絡に利用されます。

    • 登下校時の緊急避難校ネットワーク

登下校中に大きな地震が起きて、電車やバスが止まり、学校や自宅にたどり着けなくなってしまった生徒は、近くにある東京、神奈川の私立小・中・高等学校に避難することができます。避難先の学校から在籍校に安否情報が連絡されることになっているシステムです。詳細につきましては、東京私学中学高等学校協会Webサイトの登下校時の緊急避難校ネットワークをご覧ください。