12月19日~12月21日に校内で実施された国内留学「Global Studies Program」(グローバル・スタディーズ・プログラム)に、中学3年生から高校2年生までの希望者34名が参加しました。この研修は、世界中から日本に長期留学中の大学生や大学院生を吉祥に招き、英語を母語とする大人のファシリテーター(進行役)の指導のもと、6名程度の小グループでディスカッションや発表を行い、英語でのコミュニケーション・スキルや表現力を磨く、英語漬けの3日間のプログラムです。
国内にいながら留学生と交流し、英語圏で必修科目とされるパブリック・スピーキング(人前で話す力)を練習することで、留学体験ができるという特長から「国内留学」と名付けられています。例年は夏休みに実施されていましたが、今年から2学期末に行うことになりました。初日は緊張していた参加者たちも、最終日の発表では堂々と笑顔で、自分の考えを表現力豊かに述べる姿が見られました。
参加生徒の感想をご紹介します。
■自分の性格や特徴について考え、それを他の人に伝える活動や、グループリーダーの留学生によるお手本の発表がとても勉強になりました。また、留学生とのフリートークが楽しかったです。英語でのたくさんのディスカッションや発表を通じて、英語で自分の意見を述べることへの緊張が減り、自信を持てるようになりました。それぞれの留学生の国について話を聞くことができたのも、とても良い経験でした。(中学3年)
■『ポジティブ・マインドセット』という、物事を前向きに捉え、良い方向へ進めていく手法を学べたことがとても勉強になりました。また、発表の仕方を学んだことで、より上手な伝え方を知ることができました。グループリーダーの留学生の大学や大学院での話も興味深かったです。英語で話す際に、間違えることへの恐怖から不安を感じていましたが、グループリーダーたちと話しているうちに間違いを恐れなくなり、自ら積極的に話そうと思えるようになりました。外国に行ったことがない私にとって、留学生たちから出身地についての話をたくさん聞けたことはとても勉強になりました。また、プレゼンテーションのノウハウを教えていただいたおかげで、準備に迷ったり、不安に感じたりすることがなくなりました。この研修で得た知識や経験は、将来の可能性を広げる助けになると思います。また、このようなプログラムにぜひ参加したいと思いました。(中学3年)