3月18日、吉祥女子高等学校 第75回 卒業証書授与式を挙行しました。
中1から高2の在校生全員が、高3の教室がある5号館から式場の体育館まで花道を作り、卒業生の門出をお祝いしました。大きな拍手に包まれる中、卒業生たちが晴れやかな表情で式場に入場しました。
学年主任の先生から卒業生一人ひとりの名前が呼ばれ、校長先生から卒業証書が手渡されました。続いて、学業や特別活動で優秀な成果を収めた個人、団体にそれぞれ褒賞が授与されました。
卒業生総代による答辞では、「私たちは、辛いことがあっても、自分たちで乗り越える力を吉祥で育みました。未来に変化の嵐が吹いたとしても、ここで身につけた力に自信をもって、乗り越えて参ります。吉祥で過ごした6年間は私にとってかけがえのないものです。一人ひとりが個性豊かでお互いの価値観を認め合うこの学年の仲間が大好きです。今まで本当にありがとう。思い出の詰まった吉祥を去らなくてはならないことはとても寂しいのですが、私たちはこれからそれぞれが選んだ道へと進んでいきます。」と力強い決意と感謝の言葉が述べられました。
2020年以降は感染症の影響がついて回りましたが、卒業式までにはほぼ日常を取り戻すことができました。4年ぶりに人数制限のない形で保護者の皆様にご参列いただきました。コロナ禍という言葉が過去のものになっていく「新しい時代」へと歩みだす門出を、大勢の保護者の皆様とご一緒にお祝いすることができました。
吹奏楽部が演奏する「Departure」の曲に送られ、273名の卒業生たちはそれぞれの未来に向かって羽ばたいていきました。