6月14日(水)、高校3年生の進路行事である「文化人講演会」を実施しました。IT分野のジェンダーギャップを解消する目的で設立された一般社団法人 Waffle。その創業者である田中沙弥果先生を講師にお招きし、「IT・プログラミング×わたし=最強説」をテーマにご講演いただきました。大学卒業後の最初の就職からWaffleを起業するまでを中心に、そしてIT分野の今後の可能性についてもお話しいただきました。講演終了後はたくさんの質問が寄せられ、生徒たちは大いに刺激を受けた様子でした。
[生徒の感想より]
■”最近話題の”と枕詞が付く「プログラミング・IT」が、どれだけ私たちの生活を支えているかに気づくことができました。そして、女性がIT産業に関わることの大切さを実感しました。特に陣痛を知らせる機能の話は大変興味深かったです。ITの可能性を、女性である私が切り開くことができるかもしれない。ITと新たな別の視点、別の産業を結び付けて、自分らしいアイデアを発信するのもおもしろそうだと思いました。
■これまでIT関連の職業に特別関心を持つことはありませんでしたが、理系分野以外でもITに携われることや、女性でも年収が高く経済的自立が望めるということに興味を持ちました。私は女子校という男女格差を感じにくい環境で生活しているため、現代社会のあらゆる所に潜んでいる不平等に気付ききれていませんでした。しかし、この講演により日本のジェンダーギャップの大きさを改めて感じ、IT分野を含めた女性雇用の少ない職業を選択することで、社会に貢献する道あるのだと気づきました。これからは自分には縁がないと思い込んでいた職種にも積極的に目を向けて自分の納得できる進路を探していきたいと思います。