8月2日、オーストラリアのケアンズにあるグレートバリアリーフ・アカデミーとつないで、オンライン研修を行いました。高1、高2の生徒が各自の自宅から18名参加しました。前半はオーストラリア固有の動物の保護について学び、後半は先住民のアート体験をしました。本来このオンライン研修は3日間の予定で、3日、4日はブリスベンの高校とつないで交流することになっていましたが、COVID-19の感染拡大によりブリスベン地域がロックダウンのために休校となり、残念ながら1日のみの研修となりました。ただ、グレートバリアリーフ・アカデミーのご厚意で、参加生徒を無料のオンラインセミナーに招待していただきました。現地の大学生と交流したり、その他のプログラムに参加した生徒もいました。以下は参加した生徒の感想です。
●日本の動物園には見られないような動物がたくさんいて、面白かったです。飼育員に懐いていたワラビーとコアラの赤ちゃんがとても可愛かったです。また、先住民の方が実際に絵を描いているところを見たり、お話を伺うことができて大変貴重な機会となりました。自分から積極的に質問できなかったことが反省点です。現地校との交流ができなくて残念でしたが、1日だけでも充実した研修になりました。 (高2生徒)
●夏休みに2週間の予定で実施されるオーストラリアセミナーを楽しみにしていたのですが、新型コロナの影響で中止になり残念に思っていたところ、オンライン研修があるということで参加しました。オーストリアの文化を体験できるプログラムに参加できてよかったです。ワニの餌やりとワラビーの赤ちゃんの映像が特に印象に残っています。画面越しではあるけれど、きれいで迫力あるオーストラリアの自然を間近に感じられてとても楽しかったです。 (高2生徒)
●アボリジニ-の文化体験などコロナ禍では得難い体験ができました。質疑応答のときに、日本の文化継承と同様にアボリジニーの文化も若者になかなか継承されないというお話がありました。私のような異なる文化を持つ人でも、現地を訪れたりSNSを使ったりして、文化の継承に貢献できればよいと思いました。現地の高校生と交流ができなかったのは残念ですが、このような機会があったらまた参加したいです。 (高1生徒)
●私はこの研修で英語圏のコミュニケーションの取り方を学びました。また、講師の説明を聞きながら作品を完成させられたことで英語への苦手意識が薄まりました。そして、発言している仲間を見て、自分の克服すべき部分を見つけることができたように思います。恥ずかしがらずにコミュニケーションを取ろうとすることが大切だなと感じました。何より異なる文化を持つ方と話す楽しさを知り、もっと話せるようになりたいという今後のやる気に繋がりました。 (高1生徒)