3月17日~19日、アメリカとオンラインでつないで研修を行いました。中3から高2までの生徒18名が参加し、英語漬けの3日間を過ごしました。
1日目はシリコンバレー企業のうち、Google、Amazon、Rakutenという日本でも有名なGlobal 企業で働く女性3名がパネリストとして登場しました。進路を選んだきっかけ、卒業後から今の仕事に至るまでの経緯、現在の仕事についてなどを丁寧にお話しくださいました。参加生徒も積極的に質問をして、活発な質疑応答が行われました。進路選択、ライフイベント、ライフスタイルの選択などに大いに参考になるお話でした。
2日目はアメリカの大学についてでした。事前課題としてバーチャル・キャンパス・ツアーで3つの大学の動画をあらかじめ視聴。6人ずつのグループに分かれて、各グループに女子大学生・大学院生が1名ずつグループリーダーとして加わり、アメリカの大学生活、専攻・研究内容、学部・学科専攻の経緯等の話の後、質疑応答を行いました。進路決定の大きなヒントになるお話を聞くことができした。
3日目は国連についての学びと3日間の振り返りでした。日本出身で長年国連の業務に携わっている方のレクチャーを英語で聴き、英語で質問しました。世界の舞台で英語を駆使して活躍している方の話をリアルタイムで聴くことができたのは貴重な経験でした。以下は参加生徒の感想です。
●私は人とコミュニケーションをとることが苦手で、それを克服したいと思い、このプログラムに参加しました。3日間という短い期間で苦手意識をなくすのは難しいと思いますが、英語で話す楽しさを学ぶことができました。今回のようにネイティブの方と会話をするのは、自分の英語力向上のために役立つと気づいたので、いつか必ずホームステイに行きたいです。また、このプログラムに参加した当初は、私のつたない英語力では通じないだろうと思っていましたが、やる前からできないと決めつけるのではなく、やってみてできなかったら改善すればよいのだと気づきました。
●とても楽しかったです。最初は緊張して、積極的に発言することがなかなかできませんでしたが、最終日には手を挙げてちゃんと発表することができたので、とてもうれしかったです。ゲストの方々全員が仕事や専攻科目などを途中で変えていたことに驚きました。アメリカでは職を変えたりすることは良いことで、よくあることだそうです。このプログラムに参加する前は、大学や将来やりたいことが決まってない中で受験勉強だけをしなければいけないということに不安を抱えていましたが、「キャリアはいつでもどこでも変えられる」「興味のあることを追いかけていればやりたいことが見つかる」という話を聞いて、今そこまで悩む必要はないのかもしれないと思うようになりました。また、長期目標ばかりを追いかけるのではなく、小さなステップに目を向けるようにしたほうがいいというアドバイスは大変為になりました。日頃から心がけるようにしたいです。5年後、10年後に、社会人になる時のために、知識をつけて自分の価値を高め世界観を広げておくようにというお話もとても心に残りました。
●将来アメリカの大学へ進学することに興味があり、一応調べていましたが、ネットで調べただけではわからないことを、今回はたくさん教えていただきました。 実際に通っている学生から情報を得られただけでなく、直接質問をすることで、アメリカの大学の実態をより詳細に知ることができました。これまで学習してきた英語を実際に使うことで自信もつきました。 他の参加者と同様に「アメリカでキャリアや専攻分野を変えることはネガティブなことではなく、ステップアップでポジティブなことである」という話が特に心に残りました。将来どんなことをやりたいか、迷いを残したまま大学生生活を送っている学生にとって、合理的で柔軟性のあるシステムだと思いました。