COVID-19の世界的な感染拡大により、カナダ1年留学は例年よりも2ヶ月半遅れでスタートしました。9月から高1生徒1名が日本国内で遠隔授業により姉妹校の学習を進めていましたが、11月上旬に渡航し、2週間の自主隔離を経て、11月中旬より10年生として通常の留学生活を始めています。秋学期が終わって留学レポートが届きましたので、その一部を紹介します。
寮では中国人留学生と同室です。寮生は8割が中国人で残りの2割が日本人や韓国人、ロシア人などです。日本人は私の他に12年生に1人だけなので、必然的に日本語を話す機会が少ないのがむしろ良い環境だと思います。平日の19時から20時にはプレップタイムという寮生全員一斉の勉強する時間があります。課題を理解するのに時間がかかり、結局プレップタイムが終わった後も勉強していることがあります。
授業内でのディスカッションや友だちと話す時、間違った英語を使ってしまうことが怖くてあまり発言することができていないのですが、失敗を恐れずに積極的に発言していこうと思います。
数学では因数分解や関数について学んでいます。授業の進度はとても速く、問題文を理解することが難しいですが、わからないことがあったらすぐに先生に聞くことができるので楽しく取り組むことができています。
理科では元素やDNAについて学んでいます。遺伝子の授業では実験を行いながら解いていく問題などがあり、楽しく取り組んでいます。
体育ではバスケットボールと性教育を学びます。10年生から12年生まで合同の授業なので他の学年の人とも交流を深めることができます。多くの日本の学校では性教育の授業は男女別だと思うので、男女合同で受けるというところに大きな違いがあります。
英語では英語が第一言語ではない生徒のための授業で10人程の少人数クラスなため、発言がしやすいです。他には、家庭科と美術を選択しています。オプションの乗馬クラスも楽しいです。
QMSではボラインディア活動も必須です。「スティグマのない社会」へのアンケートに答えるという署名活動を行いました。保健医療に関する社会的スティグマで、ある特定の特徴をもつ個人や集団を特定の病気と誤って関連付けることです。スティグマという概念を日本にいたときは知らなかったのですが、これを機に参加してみようと思いました。
また、冬休みのホームステイ先はカフェを経営していることからチョコレートを作るお手伝いをしました。クリスマスの前は数日で200個のチョコレートを作らなければならなくてとても大変でしたが、滅多に経験できることではないので興味深かったです。