本校では、高校生の通学用カバンは自由ですが、中学生には指定カバンがあります。これまで指定カバンだけでは荷物が入りきらないなど利便性の面から不都合があるとの声が出ていました。中学生徒会役員会では、それらを受けて指定カバン廃止へのはたらきかけを行い、最終的には生徒総会の決議、及び職員会議の審議を経て、2020年4月より中学生の通学用カバンの自由化が決定しました。
【生徒会役員のコメント】
指定カバン廃止の提案は、春に行われた生徒会役員会の話し合いの中で出てきました。今まで自分たちが指定カバンを使っていく中で、使いにくかったり、合理的ではないと感じていたので、役員会が中心となり、具体的に廃止の方向で動いていこうということになりました。まず初めに中央委員会で協議し、その後クラス単位でアンケートをとりました。指定カバン廃止に賛成か反対か、その理由は何かなど中学生全員に考えてもらいました。そして、12月4日の中学生徒総会で賛成多数により「指定カバンの廃止」が可決されました。
最初は校則を変更するのは難しいかもしれないと思っていましたが、多くの仲間の協力によりスムーズに進めることができました。今回、多くの意見を一つにまとめていくことの難しさを知りました。また、人によって期待値に差があるということもわかりました。先生方が私たちのことを理解して協力してくださったのもありがたかったです。校則を自分たちの力で変えられたことを誇りに思っています。
(生徒会役員 M.I.)