11月12日、19日の両日、「第11回祥美会文学散歩」を開催し、定員を上回る応募の中、合わせて38名の保護者が参加しました。今年は3年ぶりに実際に歩いて回る散歩形式で行うことができ、本校理事長 萩原茂先生のご案内の下、御茶ノ水、神保町界隈を歩きました。
両日とも天候に恵まれ、色づき始めた木々の中、湯島聖堂、神田明神、文化学院跡地、ニコライ堂、古書店街等々、数々の文豪が愛した街並みや、ゆかりの地を巡りました。まるでタイムスリップしたかのような景色の中で聞く文学や歴史の話に、参加者からは「御茶ノ水にこんな場所があったのですね。毎日通っているのに知りませんでした」「路地裏まで入ることができ面白かったです」「街の歴史を知るのは楽しいですね」などの声が聞かれました。
また、12月3日には、事前に撮影した界隈の映像を視聴しながら萩原先生に解説いただく講演会を開催し、参加できなかった保護者も映像で散歩を楽しむことができました。講演会では、太宰治や伊藤亜紗、宇佐美りん、中島京子さんらの本の紹介もあり、改めて本の持つ力を感じました。「本は手にした瞬間から異空間」とのお話に共感し、いくつになっても学ぶことは楽しいと感じた一日でした。
(高校役員 T)