1学期教養講座を実施しました

 

 

7月13日、18日の2日間、教養講座を実施しました。この教養講座は、「学問を知る」「社会を知る」「職業を知る」のテーマのもと、あらゆるジャンルの専門家、研究者、企業人の方々などをお招きして実施する希望者対象の講座で、年に2回開催しています。

今回は5講座を実施し、中高合わせてのべ260名ほどの生徒が参加しました。講座を担当してくださった大学の先生方は、中高生にもわかりやすく専門的な内容について説明してくださり、今まで知らなかった新しい知識や経験に生徒たちは目を輝かせていました。また、東京農工大学大学院に在籍する卒業生が来校して大学院での学びや学生生活について話してくれました。

今回は本校卒業生の裁判官の方のご尽力の下、東京地方裁判所での裁判傍聴にも参加させていただきました。参加した生徒たちはとても真剣に裁判の内容に聞き入り、法曹の仕事について深く考え、また社会における諸問題に思いを巡らせる機会になりました。質疑応答の時間には積極的に発言し、中には鋭い質問を投げかける生徒もいました。8月下旬には東京医科大学での医療体験を実施予定です。実施した講座一覧と受講者の感想は以下の通りです。


■16世紀の『内』と『外』−そして現在
講師:国際基督教大学 歴史学メジャー オラー・チャバ先生

■『読解力』とはなにか?どうすれば身につくのか
講師:東京学芸大学総合教育科学系 教育心理学講座 犬塚美輪 先生

■未来社会を繋ぐ次世代キャパシタ
講師:東京農工大学工学研究院応用化学部門 岩間悦郎 先生

■文系と理系の枠組みを超えた新しい経営学って、面白い!ワクワク感を味わって!
講師:東京理科大学経営学部経営学科 椿美智子 先生

■本物の裁判を見てみよう
講師:裁判官 島戸純さん・裁判官 清水理桜子さん


□「『読解力』とはなにか?どうすれば身につくのか」を受講して
今まで読解力をあげたいと思っていたのですが、そもそも読解力がなんなのか、具体的に何をすればいいのかわかりませんでした。しかし、心理学の視点から読解力とはなんなのかという説明を受け、今までなんとなく解いていた現代文の問題が実はこういうことを求めていたと知ることができて、これから自分は何をすればよいのか少しはっきりしました。また、読解力を脳の働きから考えるという視点もあると知り、心理学に興味がわきました。

□「文系と理系の枠組みを超えた新しい経営学って、面白い!ワクワク感を味わって!」を受講して
経営学が理系であることから始まり、驚くことが多かったです。どうしたら利益が上がるかだけでない色々なことを多角的に考えなければならない経営学は少し難しい気もしましたがとても奥深く、面白かったです!

□「本物の裁判を見てみよう」を受講して
本物の裁判を生で見たのは初めてだったので、とても面白かった。下される判決ひとつひとつが、裁判官の人たちが色々なことを考慮して考え抜いたものであるのだと実感した。裁判官の仕事は、誰かに影響されず、中間的な立場で、自分の良心に従って仕事ができるのだということに魅力を感じた。

 

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