8月17日(木)~23日(水)の6泊7日、高校2年生80名と高校1年生20名の計100名が富士吉田キャンパスで勉強合宿を行いました。
今年で33回目となる祥友ゼミナールは、1985年にスタートしてから毎年継続して実施されている吉祥の伝統行事です。高校1、2年生の希望者が対象となっており、参加した生徒は、各々が2~3科目からなるゼミを受講し、友人たちと切磋琢磨しながら学習します。今年度は高2の英語+世界史ゼミ、英語+古典ゼミ、数学+物理ゼミ、数学+化学ゼミ、数学+生物ゼミ、そして高1では英語・数学・国語ゼミが開講されました。また、卒業生2名(文系1名、理系1名)がチューターとして同行し、勉強の質問はもちろん、勉強の仕方や進路、人生の相談などにも応じてくれました。
祥友ゼミナールの特徴は、富士の裾野の自然豊かなキャンパスで、友人や教員・チューターから様々な刺激を受けつつ、集中して学習に取り組める環境が提供される点にあります。東京の自宅では成しえなかった深みのある学習が、そこでは可能になります。集中の妨げになる娯楽がない空間においては、勉学が最高の楽しみとなるのかもしれません。そして、ある期間まとまった時間を集中的に学習に充てることで、「表面的な受け身の学習」の1つ上の段階として、能動的な学習、知的探究心を持っての主体的な学習を実現することができました。生徒のプレゼンテーションやグループワークを効果的に取り入れた講座もありました。一人ひとりが目標を持ってそれぞれの課題に取り組み、時には自分と向き合いながら力をつけた7日間でした。
祥友ゼミナールは基本的にはひたすら勉強の日々ですが、最終日前夜は花火大会を行い、各々が手持ち花火や線香花火で夏と祥友ゼミナールの終わりを惜しみました。お互いに励まし合いながら共同生活をする中で逞しく成長した生徒たちの姿を見ることができ、教員も充実感を味わうことができました。