4月15日(水)、Google Classroomを用いたオンライン上の朝礼で、校長先生から全校生徒に向けてメッセージが配信されました。
生徒の皆さんへ
中学1年生は4月14日から、中学2年生~高校3年生は4月13日から遠隔授業が始まりました。緊急事態宣言が発令され、外出もきわめて限られている中、家の中で過ごす時間が多くなります。不安やストレスもたまることと思いますが、勉強する時間は十分に確保されています。規則正しい生活を送り、課題もきちんと行い、学校が再開されたときにスムーズに移行できるように、毎日を有意義に過ごしてください。
新聞やテレビなどで連日報道されているように、新型コロナウイルスの感染拡大は続いています。医療体制の確保の問題、休業要請と補償の問題、保育所の閉所の問題など、解決しなくてはいけない問題が山積しています。ご家族の方とも、話をして社会の動向に目を向けてほしいと思っています。
さて、先生方は遠隔授業を行っている一方、いま7月に発行される『読書への径(こみち)』の原稿の準備を進めています。『読書への径』には各先生方が皆さんに読んで欲しい本や各教科からの推薦図書が収められます。
新型コロナウイルスを巡って、毎日さまざまな情報が行き交っています。落ち着かない日々が続きますが、読書は、いろいろな世界の扉を開き、未知の領域へ私たちを誘(いざな)います。そして、自己を見つめ直すきっかけを与えてくれるばかりか、他者に対する想像力やその言葉への受信力を高め、時代・社会に対峙する力をも身につけさせてくれます。高校3年生の皆さんは受験勉強に励む時期ですが、中学1年生~高校2年生までの皆さんは課題を行うだけでなく、本にも親しんでほしいと思っています。
刻々と状況が変化する中、その状況をしっかりと受け止め、健康と安全に気を付けて過ごしてください。