10月15日、朝日新聞社主催の「朝日地球会議」に高1から高3の有志生徒26名が参加しました。環境問題の第一人者であるポツダム気候影響研究所理事のヨハン・ロックストローム博士とキャスターの国谷裕子さんがスカイプを使って英語で対談を行い、生徒たちはイヤホンで同時通訳の音声を聞きながら参加しました。なかには、通訳の助けを借りずにリスニングに挑戦する生徒もいました。
ロックストローム博士は、「プラネタリー・バウンダリー」の概念を提唱しており、すでに地球の限界を超えている要素もあるが、これ以上超えると人類の生存が危ぶまれるような変化が起こると述べていました。ここ数年の酷暑や、数日前に日本列島を襲った巨大台風を経験した生徒たちにとって、気候危機はまさに目の前で起こっている喫緊の問題です。
ロックストローム博士は、会場にいる中学生、高校生からの質問にも真摯に答えてくださっていました。そして、気候危機という大きな問題に対して、若者が様々な取り組みを実践していることを称賛されていました。生徒たちはこの難題に取り組むための希望や勇気をいただいたようでした。