新入生歓迎行事が始まりました。各部活動では、4月中旬から下旬にかけての約3週間、昼休みや放課後の時間を使い、新入生が見学や体験を楽しめるよう、上級生たちが工夫を凝らしたプログラムを用意しています。
本日の昼休みには、吹奏楽部による演奏がピロティで行われました。晴天に恵まれ、カラフルなTシャツに身を包んだ吹奏楽部の生徒たちのキラキラした表情と演奏に魅了され、見学していた新入生たちにも自然と笑顔があふれていました。また多くの上級生や教員も毎年このプログラムは楽しみにしています。明るく活気のある、吉祥らしい昼休みのひとときとなりました。
放課後には、けやき広場で陸上部がミニ運動会を開催しました。種目はリレー形式で、ミニハードル、オセロ(ピースをひっくり返す競技)、ハードル走、ボール転がし、縄跳びを組み合わせた障害物リレーとなっており、バラエティに富んだ内容でした。中には、さすがのスピードを見せる上級生の姿もあり、会場は大いに盛り上がりました。新入生の中には実際にリレーに参加する生徒もおり、それぞれが思い思いに楽しんでいる様子が見られました。
多目的教室では、文芸部がリレー小説の活動を行っていました。リレー小説とは、複数のメンバーが一文ずつ順番に加えていき、一つの物語を紡いでいくというものです。今回の冒頭文は「今年も桜が咲いた。」でした。新入生たちは次々に物語の続きを考えて書き進め、上級生も驚くほどの想像力を発揮していました。文芸部では毎年部誌を発行しており、今年はどのような作品が掲載されるのか楽しみです。
吉祥ホールでは、ボイスレスパフォーマンス部が新入生歓迎公演を行っていました。この部活動は、演者が声を発せずに、動きや音楽だけで物語を表現するというユニークなスタイルが特徴です。言葉がない分、観る人の想像力をより一層かき立てる構成になっています。今回は、「アナと雪の女王」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」といった人気作品を題材にしたオムニバス形式の公演で、生徒たちは放課後のホールで優雅な時間を過ごしました。