8月24日(火)~26日(木)の3日間、国際交流行事として「国内留学」を実施しました。大変人気のイベントで、抽選で選ばれた中3から高2の36名が参加しました。この行事は、日本国内に長期留学している留学生たちを吉祥に招いて交流する、その交流活動と欧米の必修科目であるパブリックスピーキングの授業を通して生徒たちに留学体験をしてもらうという2つを目的としています。
コロナ禍ではありましたが、感染予防対策に十分に配慮し対面で行うことができました。教室に分かれての活動では、教室間をGoogle Meetでつなぎファシリテーター(進行役)の指示を聞きながらグループ活動を進めました。「キャリア探究」をテーマにしたプレゼンテーションスキルを高めることを目標とし、最後に自分の将来設計を英語でプレゼンテーションしました。参加生徒の感想をご紹介します。
最初は緊張や不安な気持ちが大きく、あまり積極的に話すことができないでいました。でも、留学生のグループリーダーたちが、失敗しても意味をくみとってくださったり、明るい雰囲気を作ってくださったおかげで、積極的に自分の意見を言ったり質問したりすることができました。最終日にはプレゼンの基礎を学び、みんなの前で堂々とプレゼンすることができました。(中3生徒)
今回の国内留学では、グループリーダーたちの話が印象に残りました。なぜ日本に来たのか、何がしたいのかなど、彼らの考えを聞くことができました。あるグループリーダーは、以前から興味のあったことが今の目標にもなっていると話してくださいました。これまでは、自分がしていることが将来の仕事に使えるかだけを考えていましたが、このプログラムを経て、今後は自分で興味があることに積極的に取り組もう思うようになりました。(中3生徒)
最終日のプレゼンテーションはとても緊張しました。会議室のような広い空間で発表したことがなかったので、とても良い機会だったと思います。今回のプログラムを通して、英語を学ぶことの面白さを改めて知ることができました。これからは、もっと英語を勉強して、もっと上手にコミュニケーションを取ることができるようになりたいです。(高1生徒)
このプログラムは、オンラインでなく対面でできたので、他に参加したどの英語研修よりも充実していました。たくさんの留学生の方々の夢を聞くことができて、自分の将来についても考える機会になりました。英語で外国の方々と話すことがいかに楽しいか、改めて体感できました。初めはとても緊張しましたが、目を見て話すことができたことが一番良かったと思いました。このような機会があったらまた参加したいです。(高1生徒)
学校の通常授業では何週間もかけて準備するスピーチを、2日以内で仕上げるのはかなり大変でした。少人数のグループでの活動は、自分にとっても周りの人にとっても最高に良い環境だったと思います。日本語だと現実的過ぎたり真面目過ぎたりで話しづらい自分の将来や興味のある分野について、英語だとすんなり話せたのが何だか不思議でした。普段の会話からはわからない同世代の将来についての考え方なども知ることができてとても興味深かったです。(高2生徒)
情報化の進展によりインターネットを介して海外とアクセスすることは容易になりましたが、異文化を持つ方と直接コミュニケーションできるという経験は、何にも代え難いものだと実感しました。様々なバックグラウンドを持った方々との交流は非常に刺激的で興味深く、このプログラムを通して自分の過去と現在そして将来について深く考え成長することができたと思います。このような機会を与えてくださった先生方、留学生の方々、そしてスタッフの方々に感謝しています。(高2生徒)