脚本家としてご活躍中の福田果歩さんが、1月16日に『失うことは永遠にない』(小学館)を出版されました。本書は、福田さんにとって初のオリジナル小説です。ご本人からコメントをいただきましたのでご紹介いたします。本校の図書館にも所蔵されています。ぜひお手に取ってご覧ください。
この物語の主人公は、十五歳の女の子です。
中高の六年間は、今振り返ってみても、人生で最も多感な時期だったと思います。
日々たくさんのことに傷つき、そしてきっと同じくらい、たくさんの人を傷つけて、
自分とはなんなのか、家族とは、友達とは、生きるとはなんなのか、
必死に答えを探し、もがき苦しみながら毎日を過ごしていたように思います。
そんな不器用な私に、人を信じることを教えてくれたのが吉祥生の仲間でした。
この物語の主人公は、まだ、吉祥生の仲間たちと出会う前の女の子です。
どうか本を手に取って、友達になってあげてください。
小学館のWebサイトには、福田果歩さんのインタビューやエッセイが掲載されています。合わせてご覧ください。
小説丸 著者の窓 第43回 福田果歩『失うことは永遠にない』