2月17日、中学2年生はスピーチコンテストのクラス代表発表会を体育館で行いました。例年開催している弁論大会は、今年度は中止となりました。しかし、自分の体験や社会問題等を通じて考えたことについて、自分の意見をまとめる、その意見をわかりやすく聞き手に伝える、他者の意見を聞いて自分だったらどうするかを考えるといった経験のために、規模を縮小してスピーチコンテストを実施しました。
原稿の作成にあたっては、現代文の授業と連携して授業担当者が論理的な文章の書き方の指導を行いました。テーマは①「バリア」や「ボランティア」に関して考えたこと、②社会問題(環境問題、国際社会と自分とのつながりなど)を通じて考えたこと、③日常の出来事を通じて(学校生活、家族・友人との関わりなどから)考えたこと、④私の宝物・私の夢、の4つから自由に選ぶこととしました。生徒たちは冬休み中に時間をかけて書き上げ、3学期のLHRでクラスごとに発表を行いました。クラス発表のうち遠隔授業期間と重なった1回は、Google Meetを利用したオンラインでのスピーチとなりました。
クラス発表を経て、生徒と担任の採点結果により選出されたクラス代表1名が、学年全員の前でスピーチを行いました。中学2年生全員が一堂に会す行事は今年度初めてということもあり、代表生徒は緊張していたようですが、クラス内での発表にさらに磨きをかけ、落ち着いて堂々としたスピーチを披露していました。他の生徒たちも引き込まれるように聴き入り、大いに刺激を受けた様子でした。