第15回 淑美会 文学散歩

「早稲田界隈を歩く」    案内 萩原 茂 教頭先生

6月10日、初夏の涼やかな風の下、今年も萩原先生のご案内で文学散歩が行われました。午後1時に東京メトロ東西線・早稲田駅から5分ほどの所にある穴八幡宮に集合し、早稲田大学へ。大学構内の會津八一記念博物館では、係の方から建物や展示内容の説明があり、じっくりと見学することができました。その後、大隈重信像、演劇博物館の前を通り過ぎ、日本のシンドラーと呼ばれた杉原千畝の碑の前に立ち、往時に思いを馳せました。
正門を出た所にある大隈庭園では花菖蒲がとても綺麗で、大隈庭園は萩原先生によると季節ごとに違う表情を見せるということでしたので、また足を運べればと思います。
その大隈庭園からリーガロイヤルホテルの前に出て、ホテル向かいの道を数分歩くと、松尾芭蕉が暮らしたという関口芭蕉庵が目の前に現れます。芭蕉庵の右隣には椿山荘があり、その庭には伊藤若冲が下絵を描いたという五百羅漢の石仏のうち約20体があります。これは京都の石峰寺に置かれたていたものと伝えられています。
今年の文学散歩も普段歩いていた所でも、見過ごしていたものがあるということを改めて教えていただき、とても有意義なものとなりました。

     
     
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