運動会は、吉祥祭に引き続いてその翌週、9月下旬に開催されます。得点競技では中学1年生から高校3年生まで全6学年の各クラスが、桃、黄、青、緑の4色に分かれ、勝敗を競います。このほかにもクラブ対抗リレーや、ダンスクラブの演技、吹奏楽部のドリル演奏、各色有志の応援団によるパフォーマンスなども繰り広げられます。そして、高校3年生全員による「高3表現」が大きなクライマックスになります。高校3年生のダンス委員が曲目や演技の構成を考え、体育のダンスの授業では振り付け等を各クラスのメンバーに教えるなど、準備を重ねてきました。そして、学年のメンバー全員が練習を重ね、二百数十人のハーモニーをこの瞬間にこの場所で表現します。
運動会の運営は体育部、生活部、放送部など多くの生徒組織によって支えられています。体育部員は、1学期の段階から各種目のメンバー表を集約し、プログラムを作成。当日は招集、誘導などさまざまに活躍します。各運動クラブに所属する生徒も、用具の管理、審判補助等の運営に携わります。競技、演技をする側、運営をする側、すべての生徒が入り混じって輝いているのが吉祥の運動会です。

何より吉祥生全員の協力のたまものです

 吉祥体操から始まった午前の部最初の得点種目の大玉送りでは、その色も盛り上がり、当日始めて合わせたとは思えないほどのできで、すばらしい団結力が見られました。
 学年別対抗や高校3年生のリレーでは、全員がクラスのために一生懸命に走る姿が印象的でした。見ている側もさぞかし応援に熱が入ったことでしょう。
 昼休みにはダンスクラブや吹奏楽の発表があり、すばらしいパフォーマンスでグラウンドを沸かせていました。毎年慣例の応援合戦は、吉祥生の持ち前の元気良さですばらしい応援合戦になりました。
 午後の部の高3表現では、多くの人が感動し、涙を流したことでしょう。高校騎馬戦では白熱した戦いが繰り広げられ、見ていた人たちも楽しめたと思います。特に大将戦では、女子校とは思えぬほどの希薄が感じられました。最後の得点種目である色別対抗リレーでは、その色も優勝を目指して最後まであきらめずに走っていました。結果、青組が高得点を獲得し、見事優勝しました。
(高校体育部長・高校2年生)